荻窪キャバ→荻窪;東京夜景→高円寺鶏肋カフェ

キャバクラ・サービスタイムで1時間飲んだら、とっとと、
就寝の予定だった。


 例によって、”今日が何曜日か”わからなくなってきているので、

 最初の店をでたら、「もうちょと、ダケ・・・」飲みたくなり、

近所の東京夜景のバルコニーでビール。

”そば”が食いたくなり、さらに飲む前に買った、お好みの
固めの パンをオミヤにビールも良い等と考えつつ、高円寺。

 駅から庚申通りを通って、大和町鶏肋カフェまでの
間に、たこ焼き屋があるので、いつも買おうかと迷う
のだが、大概、既にオミヤをぶら下げているので、
今回も通過。
 大和中央通りと言うのだろうか、早稲田通りから少し野方方面へ入った所に
あった高円寺カフェは閉店、その向かいにあった串焼き屋も閉店、通りは実に
閑散。

 毎度思うが、駅から結構歩く。ホロ酔い迄なら、丁度良い散歩コースか。
純情商店街庚申通りの下町風も、まあ楽しめる。如何にも大手居酒屋チェーン
もどきの店が増えて、個人経営の味のある風情の店は減った。
これは日本中同じだが。

 店内へ入ると、常連の社会人1年生が、会釈していたが、背広姿で、小生、
最初は全く気づかず、”あ、確かW大を卒業したばかりの・・と、思い出す迄
時間がかかった。学卒半年で随分変わって見えた。
 間もなく、顔の見えない位置から、30代かと思しき、女の客が大声で話し
掛けてきた。最初、彼の(学生時代からの常連)の知り合いかと思って、気を
使ったが、初対面らしかった。

 初対面の人に、いきなり、然も顔の見えない位置から、話し掛け、会話に割
り込んで来られる度胸と神経には敬服(旺盛な生活力を想うなり)するが、
それに相応しい雰囲気の場所ならいくらでも有る。悪酔いしそうになった。

 少し酔っ払っているのかと思ったら、カレーを食べに来ただけだとの事。
滅多に現れないタイプの、お方が帰ってくれてから、オミヤに臨む。

 ビール好きの面々にはオミヤのパン好評。とても良く合う。


 前回「尾高さんが振った、マーラー交響曲の8番をリクエストして、
酔っ払って、訳がわからなくなったのっで、またリクエスト。

途中で”東郷平八郎元帥のビール”が回ったか、また、わからなくなった。


 続編の「吉田秀和」の番組の方が印象に残った。
「主題と変奏」は画期的な随筆だった。初めて読んだ時、感動に似た気持ち
だったのを思い出した。


ちょいと、1杯のつもりで飲んで・・・コレだ。

 先程まで、古いカセット録音をMDに移送作業。 切れたテープを繋いで、
ヘッドの調性をしていたら、こんな時間になった。

追記;06:43

もう寝ようと思ったら、柴田南雄さんの懐かしい声が聞こえてきて、
同じテープにキース・ジャレットやチックコリアが演奏した、
モーツアルトのいちばん有名な A-dur の協奏曲の旋律、武満徹
と彼らとの対話なんかが、次々に聞こえてきて、遂に徹夜になって
しまった。

 
 このMDは、けいろくカフェに持参してちゃんと(聴きたくなっ
た。
店内の、若干固めの樹脂床と珪藻土による土壁、木・布・鉄で出来
た椅子、食卓が並ぶ店内は、音響状態が実に良い)

今、有名な協奏交響曲が流れているけど、
 オケが、ピアノに追いついてないのが、微笑ましく、かえって、
生き生き、躍動感のある、不思議な印象、名演奏だ。

あ〜眠い。が、ワクワクして来て、終わるまで眠れそうに無い。

鶏肋けいろく